安達太良山にはほんとの空がありました♪
GW前半は年に2回の墓参で福島へ。この数年、天候その他のタイミングが合わずに登ることができなかった安達太良山にようやく登ることができました。
朝、東北道安達太良SA車中で目を覚ますと快晴で安達太良山もくっきり! 朝食を済ませて登山口へと向かいます。登山口駐車場では好天に背中を押されるように皆さん足早に出発されていました。時間も十分あるので当然ロープウェイは使わずにちゃんと登ることにして出発します。スキー場スタートなのでゲレンデを歩き始め道を確認していたところ、地元の方らしき人がいたので後を歩かせていただきます。ところがこの方、登山道をショートカットしてゲレンデを直登、結果この直登が本日一番の核心部となりました(笑)
スキー場を回り込むようにつけられている登山道はまだ泥濘の残る、意外に登らせてくれる登山道でした。ロープウェイ山頂駅が近くなってくると薬師岳展望台に到着。稜線が一望できるとても気持ちの良い場所でした。ちょうどロープウェイが運行開始したこともあり、ここからは山頂駅からの登山者も合流してきます。雪が残っているところもありましたが、概ね良く整備されている登山道は多くの登山者を受け入れてくれる優しい道に感じました。辺りの風景を楽しみながら登っていると安達太良山のシンボルである「乳首山」がもう目前です。
乳首山といわれる岩峰の手前は稜線上の広場のようになっていてあちらこちらで休憩したり食事したりとたくさんの方で賑わっていました。せっかくなので岩峰に上がってみると360°のパノラマ。時折強めに吹く風に少し煽られながら、景色を目に焼き付けます。山頂でのんびりした後は少しだけ稜線を進みますが、1700mの山とは思えない眺めでした。活火山であることもそうですし、緯度が高いところの山だなぁと感じました。沼ノ平という火口跡を望む牛の背分岐からくろがね小屋方面へと下山するのですが、こちら側は残雪もやや多めで雪渓を楽しむことができました。くろがね小屋付近は場所によっては硫黄臭が強く休憩等も不可のようでしたのでスルー。ここからは標高も下がり午後ということで気温も高め、単調で特筆するようなものもなくゴールまでは少々退屈な道のりとなりました。
今回、念願の安達太良山を歩いて感じたことは、麓から眺めていたイメージと全く異なるスケール感があったことでした。確かに「ほんとの空」はありました。^^
このあとのゲレンデが本日一番の核心部 笑
まだ雪解けによる泥濘が残る登山道でした
薬師岳から見る稜線
ナルホドナルホド・・・
登りで一番の残雪地帯でした
山頂のシンボル?「乳首山」
たくさんの方々が思い思いにくつろいでいました
岩峰(乳首山)からの眺めは360°パノラマ
左側奥に磐梯山。次回は登りたいですね
開放感たっぷりの稜線
ふり返り見る安達太良山山頂
気温も高いのでしょう。福島市方面が霞んでいます
火口跡の沼ノ平。すごい光景です
牛の背下部からみた岩峰。積雪期にこのルートを登ってみたいです
峰の辻も広々として休憩にいい場所でした
一気に下りま〜す
硫黄臭の漂うくろがね小屋
春爛漫 −大出山(ミツバ岳)−
三椏(ミツマタ)で有名な西丹沢の大出山を歩いてきました。大出山といっても「??」となる方が多いかもしれません(自分も以前はそうでした)。一般的にはミツバ岳と呼ばれている山なのですが、実は個人所有の山で厚意により歩かせていただける山のようです。隣にある世附権現山とともに地図では破線扱いのルートなのですがミツマタの季節にはたくさんの方々が訪れるため、何処が「破線」?みたいな感じになっています。確かに10年近く前に世附権現山付近を歩いたときにはやや不明瞭な箇所もありましたが、自己責任の範疇でそれも丹沢山塊の魅力のひとつだと思っています。
今回は時間も距離も短いピストンなのでラクチンではあるのですが、この付近は滑りやすい地質の上に意外に急登が多いので足さばきには注意が必要です。行動中、山頂ともにファミリーや団体さんも多く、ミツマタに囲まれたまさに春爛漫といった空気に包まれていました。丹沢湖畔の桜もまだまだ見頃で山の春を満喫できた一日でした♪
駐車スペース付近の桜が綺麗でした
このあたりの植林帯は何処も急登です(笑)
小さな芽が吹き出していました。もうすぐ新緑の季節を迎えます
山頂から望む丹沢湖
麓のミツマタはそろそろ終わりですが山頂付近は十分綺麗でした
霞んでいますが富士山も見られます
登山口付近からの風景♪
魚沼の里 −春の訪れ−
今シーズンは厳冬期魚沼狙いでいたのですが天候などのタイミングが合わずとうとう3月に。話によるとこの1〜2週間で融雪が進んでいるらしく目当ての場所は完全に春の様相。到着時間も遅れてしまい八海山などに上がるのは無理なので昨年も歩いた大力山を歩いてきました。
昨年は天気がイマイチだったのですが今年は素晴らしいお天気で人も少なく、結果的には最高のロケーションを満喫できた山歩きとなりました。地元の方にも声をかけられ色々な話をさせていただいたりと、魚沼に来ると心身ともにリフレッシュできます。
下山後はお目当ての「八海棒夢」とコーヒーで贅沢な時間を・・・♪
(八海棒夢、カット前は八海山の稜線をモチーフにギザギザしています)
登山口周辺の積雪量は昨年と同じくらいかな・・・
登ってすぐの尾根はこんな感じ。昨年より少ないです
根開けがいかにも春ですね
大分落ちていますがまだ十分残っています
お天気が良くて登りは暑い〜
大力山山頂。東屋もかなり露出
今日は大力山山頂よりもう少し先へ進みます
いつまでも眺めていられる最高のロケーション
次の目的があるのでそろそろ戻ります
魚沼里山バンザイ!
下山時はさらに雪がグズグズに・・・
マンサク
登山口到着♪
目的は「魚沼の里」にある「さとや」さんの「八海棒夢」♪
丸鉢山 −猪鼻砦跡−
例年の同時期に比べると今年は各方面の融雪の進みが早いこともあり近場の山さんぽへ行ってまいりました。
矢倉岳や金時山へ向かう地蔵堂からのピークを踏まない周回コースですなのですが、樹林帯、沢沿いルート、尾根と人も少なめな案外楽しめるコースとなっています。
混雑している山頂をパスする山さんぽは春の訪れを感じられた一日となりました♪
地蔵堂付近の里は春の匂いを感じます
雨で適度に湿った登山道はクッションがいいですね
樹林を進み沢沿いにくると艶やかな苔が増えてきます
沢から少し登り込む痩せ気味の尾根はこのルートで一番好きかも
痩せ尾根のあとは広い尾根に。チェーンソーの音が鳴り響いていました
本日のゴール「丸鉢山」猪鼻砦跡のほうがわかりやすいかも。あとひと登りで金時山山頂ですが混んでいるので行きません。富士山も見えないし(笑)
帰りは別ルートから。振り返ると金時山が見えます
静かな樹林帯をサクサクと下ります
沢沿いでは2回ほど徒渉します
当ブログでも何度か登場した矢倉岳が見えます
猪でしょうか。まだ少し濡れている感じでした
駐車場の車も増えていました。景色が春っぽいです
厳冬期ならではの風 -西天狗岳-
昨年春以来の天狗岳。その時は桜平からの東天狗岳でしたので西天狗岳は相当久しぶりです。お昼頃から結構風が強くなる予報にもかかわらずスタートも遅め。どうかなぁと思いましたが案の定強風に煽られる厳冬期満喫の結果となりました(笑)
この時期は唐沢鉱泉に上がれないこともあるので、やはり雪も少なめといったところでしょうか。朝8時頃で道路脇の駐車帯は満車近い状態で、遅いスタートの組ということになります。西尾根は距離こそ短いのですが黙々と登るイメージが強いので夏場は避けたい場所のひとつです。尾根に乗ると既に強めの風で木々が軋み色々な音色を響かせていました。よく踏まれた登山道はノーアイゼンでもいけるくらい歩きやすいコンディションです。森林限界を超えるまでは第一展望台と第二展望台を通過するのですが、そこから見る赤岳や阿弥陀岳がいかにも風が強そうな様を見せつけていました。
最後の岩石帯の登りも雪で埋まっている分登りやすくはあるのですが、時折ハイマツがひっかかるような積雪量でした。ただこの頃には強めの風もコンスタントになっており、突風で2度ほどよろけるくらいの強さになっていました。12本爪で歩くのも今シーズン初、風もさらに強まる予報なことから山頂前のハイマツ帯手前を本日のゴールとしました。
その後樹林帯で風をかわしながら休憩してからのんびり下山。展望台や樹林帯では時々陽も射しこみのどかな気持ちにさせてくれました♪
休業中の唐沢鉱泉。スタート時は青空が広がっていました
西尾根は何年ぶりかな
まずは尾根を目指して黙々と
この辺りは積雪量もまあまあです
さて尾根を登り詰めましょう
第一展望台から見る南八ツ
この眺め久しぶりです
森林限界を越え岩石帯へ
久しぶりの強風に2度ほど煽られました
雪がついて夏より歩きやすいのですが風がなかなか•••
写真ではわかりませんが蓼科山方面も風が強そうです。山頂直下ハイマツ帯手前を本日のゴールとさせていただき下山します
第二展望台方面
何度か登り返しながらの下山です
南八ツも雲がどんよりしてます
第一展望台まで戻ると陽が射し込みはじめました
強風で木々の軋み音が響きます
心地よい感じで下りてきた尾根
麓のパンドトナリテさんでパンをいただきながらの和みタイムでした♪