週末里山さんぽ ー信夫山ー
『信夫山は、全国でも珍しい盆地の中央にぽつんと残された里山で、太古の昔からふるさとの象徴として人々に愛されてきました。
東西2.7km、周囲約7kmの自然豊かな美しい小山で、大きさは皇居とほぼ同じです。中央に羽黒山(標高260m)、西に羽山(標高275m)、東に熊野山(標高268m)、さらにその北には立石山(標高220m)、といくつもの峰から成り立っていて、昔から山岳信仰の山として知られ、それぞれの山頂には信仰の対象である神仏が祀られています。
信夫山は、平安の昔からみちのくの憧れの山として、多くの歌枕に詠まれ、江戸・明治時代には文芸の山としても有名でした。多くの歴史と伝説に彩られた信夫山は、街の中の森林空間として、動植物の宝庫としても貴重な存在であり、まさに市民の宝の山となっています。』(新・信夫山ガイドセンターHPより)
福島といえば磐梯山や安達太良山、吾妻山などがそのシンボルとして有名ですがこの信夫山はその地形から市内でやたらと目立ちます。時間がない散歩にはちょうどよさそうなので今年できたガイドセンターに立寄り1時間少々のさんぽをしてみました。市街地の里山なので十分すぎる整備はされているのですが驚いたのは熊注意の看板があったこと。背後に山々が控えているのなら納得できるのですが市街地に孤立状態の里山に生息していることに驚きました。そして除染作業・・・未だにこのような作業を目の当たりにすると「3.11」の被害の大きさを感じさせられます。
この山、色々な道がついていて縦走的に歩く5〜6時間のコースもとれるそうなのでそのうち歩く機会があればなーなんて思っています(ホントニ?)。この日もガイドセンター主催のトレッキングツアーも実施されていたり、歩いている途中も何組かの散歩やハイカーの方とすれ違いながらの「さんぽ」はとても長閑なさんぽとなりました。実際には散歩前にランチをしたのですがネットで見つけておいたカフェ「信夫山文庫」の食事もとても美味しく癒しの空間でした。もちろんシメの「いつもの」も・・・(笑)
ガイドセンター屋上からの信夫山中腹と福島の街並
同じくガイドセンター屋上からの福島競馬場
ゆずが鈴なりに生っていました
羽黒神社の「大わらじ」
参道沿いには荒れた社や祠が多数ありました
「猫稲荷」の鳥居
途中にツリーハウスのようなものが・・・
色をつけたのかと思うほどの「紅」でした
熊注意と除染作業の告知があちこちにありました
除染作業が終わった後の法面
カフェ信夫山文庫の窓辺に佇む本たち
最後はいつもの・・・(笑)