積雪量が例年並みに戻りつつある北八ヶ岳[茶臼山]♪
ウィークデイが忙しかったこともあり、またも遅いスタートのゆっくり登山。天狗や蓼科山でもよかったのですが、最近はつい混雑を避けてしまう傾向があります(笑)
この日選んだルートは北八ヶ岳ロープウェイから五辻−茶臼山−麦草峠−メルヘン街道−こけももの庭−オトギリ平−五辻です。余裕の?10時半過ぎスタートは怠け者でしょうか・・・(笑)
五辻方面へ向かうと明らかに積雪量が増えているのがわかります。3月は雨さえ降らなければ積雪量が一番多くなる月でもあります。それでも陽の光は確実に春を感じさせるものになってきています。このルートを好んで使うのは縞枯から茶臼に向かうより五辻から茶臼のコルを経由するほうが人が少ない気がするからです。細かいことはともかく気持ち良く歩けるのが何よりですから^^
途中何組かのパーティーを抜かさせていただきながら茶臼山へと登りそのまま展望台へ。まあまあの強い風が吹く抜けていて南八ヶ岳の頂きもくっきりと見られます。景色を堪能した後は麦草峠への下り。すべてのルートのトレースはバッチリ過ぎるくらい付いていましたが、茶臼から麦草への下りではこの日の先行者の跡は見受けられませんでした。一気に下りた後は雪原と化した茶水の池で食事休憩します。風も当たらず陽の光を浴びながらのんびりすることができました。
休憩後は風が吹き抜け寒いメルヘン街道を西へ進みます。やっぱり寒いので足早に進み途中から樹林へと入ります。ここもトレースはバッチリあるのでラクチンです。時が止まったように静かなこけももの庭を通り抜け少しの登りでオトギリ平へ向かい五辻へと戻ります。最近の傾向として冬装備その他を結局使わず背負ったままのことが多く、この日もスノーシュー&アイゼンは全くの未使用でした。五辻手前の東屋に着く頃には何となく疲労感がありしばしの休憩。その後、まだまだスキー客で賑わうロープウェイ山頂駅へと戻り、下山後はいつもの行動パターンでの〜んびりと帰途につきました♪
吹き抜ける風でスノーシャワーが・・・
眩しい雪原もトレースバッチリです
ふり返り北横岳方面
多いときは枝の雪がもっと重そうなのですが・・・
茶臼のコル方面もトレースバッチリ。数年前のラッセル大会が思い出されます
陽当たりのいい場所の雪は少し重いですね
コルまでの登りも上部は開放感があります
コル−茶臼山は距離はありませんが一気に登ります
茶臼山の展望台は強めの風が吹き抜けます
展望台からの南八ヶ岳
両天狗と硫黄岳ズームイン!
冬のメルヘン街道はいつ歩いても寒い〜
こけももの庭も1本のトレースがあるだけで静まり返っていました
五辻手前の東屋。今日も楽しいスノーハイクでした♪
今シーズンいちばんのコンディション 烏帽子岳♪
晴天、微風、雪質も上部は申し分無し。そしてパートナーがサプライズで誕生日(正しくは前祝いですが)を祝ってくれるという今シーズン一番の山行となりました♪
そもそも東信エリアはその昔スキーでずいぶんとお世話になったのエリア。「山」では黒斑山くらいしか登ったことがなく馴染みの薄いエリアだったのですが、見直してみるとなかなか楽しそうなことが判明。少し前から計画し期待に胸を膨らませ出発したのですが朝も遅めだったため関越道の渋滞にハマるという不始末。ただこの日は上田市内泊の予定でしたので時間内で登れるところに行けばいいくらいの気持ちで渋滞中も飲み食い三昧♪(笑)CTを計算しながら最終的に決めたのは湯の丸スキー場から烏帽子岳のピストンに決定したのでした。スキー場駐車場に滑り込んだのも10時半という遅さですが、ここなら十分夕方前まで下山できて結構楽しめるはず・・・そんな思いで登り始めました。
スキー場脇から雪に覆われたキャンプ場を抜け、陽あたりの良い樹林を少し登ると湯の丸山と烏帽子岳の分岐になりますが、時間も遅いことから湯の丸山はパスして烏帽子岳へ向かいます。直進するルートは湯の丸山の山腹を巻くルートですが積雪期なのでトラバース道となります。ただしトレースがしっかりついているので問題なく歩くことができます。ひたすら巻いていくと烏帽子岳と湯の丸山の鞍部に到着。この鞍部で四阿山と根子岳がお目見え。ここまで来るとうっすら樹氷もちらほら見られます。稜線へと取り付く道を進むと樹林も少なくなり斜度も増してきます。
この日はほぼ最後尾のスタートでしたのでたくさんのトレースがついていて、ジグザグのトレースもありますがやはり冬なので直登させていただきます。モナカ状態の雪面の中はなかなかのパウダーで先行者のトレースを使うと逆に滑りやすいので時に蹴り込み踏み固め、またはトレースを外しながら登ります。登るにつれ周りのコンパクトな樹氷も美しさを増してきます。稜線に出ると絶景が広がり烏帽子岳へのビクトリーロードが・・・♪
山頂にはパートナーが先に到着したのですがおもむろにザックを開けて何やら支度し始めます。そう3日後がボクの誕生日なので手作りの切り文字で飾ったバームクーヘンでお祝いをしてくれました。ハッピーバースディサングラスは以前に焼岳(中の湯)で使用したものです(笑)
楽しく登って、最高の景色のなかで祝ってもらう最高のひと時でした♪^^
下山はスノーシューじゃないほうがラクなのですが人もいなかったのでそのまま下山、二人とも一度ずつ雪にまみれながら鞍部まで下りました(^_-)
鞍部でひと息入れた後は穏やかな陽射しのなかをのんびりぷらぷらと歩き進み登山口に到着。充実の山行を終え上田市内の宿へと向かったのでした・・・♪
スキー場脇の登山口。振り返るとゲレンデのバーンが輝いています
広々としたキャンプ場で湯の丸山がお目見え
明るい樹林を抜けると烏帽子岳と湯の丸山の分岐。初めてなので雪の量が多いのか少ないのかわかりませんね。ここでスノーシュー装着
鞍部まではずっと山腹を巻いて行きます
鞍部に近づくと烏帽子岳と稜線が目前に飛び込んできます
では稜線めがけて登りましょう♪
ここまでくるとうっすらと樹氷が綺麗です
たくさんのトレースが付いていますが直登のトレースをお借りしました
モナカ状態の中はパウダーで滑りやすいので時々スノーシューを蹴り込みながら…
登るにつれ周りの木々の美しさが増してきて、何度も足を止めて辺りを眺めてしまいます
空が近づくと間もなく稜線
素晴らしい景色が広がります。風も無いに等しく最高のコンディションです
お馴染みの八ヶ岳
浅間山の噴煙
手前湯の丸山と湯の丸スキー場
サプライズで誕生日を祝ってもらいました♪
冬にしては山頂でゆっくり♪ そろそろ帰りましょう
スノーシューではやや降りづらいですが人もいないのでそのまま下山
キャンプ場近くの雪原はどこでも歩きたい放題
影も長くなってくる頃到着。いい一日でした~♪ (^・^)
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美し森から賽の河原までゆる〜りと♪
日曜日の朝、まさかの諏訪南IC出口渋滞でタイムロス。原因は八ヶ岳ズームラインのとある交差点でテカテカに凍った路面でスリップ立ち往生の車が数台いたためでした(ヤレヤレ・・・)すごいタイムロスというほどではなかったのですが戦意喪失しゆるゆるスノーハイキングに変更(笑)
そして到着したのは美し森駐車場。ここから真教寺尾根下部のスノーハイキング。牛首山まで行ってもよかったのですが眺望のない場所なのであっさり中止。眺望のきく賽の河原で白く覆われた赤岳や権現岳稜線の眺めを満喫。スッキリと晴れ渡った空に白い稜線が映えます。また、途中お会いした長野県内の方と色々とお話したりと短いながらも楽しい山の時間となりました♪
下山後はお風呂にランチ、そして野菜の買い出し後にカフェでのんびり過ごすという何とも贅沢な時間を過ごして帰途につきました♪
今週もユルくてスミマセン!(笑)
朝の美し森駐車場。薄く積もった雪の下はスケートリンク状態でした
明るい樹林帯をゆる〜りと登っていきます
雪に覆われた羽衣池
防火帯らしきオープンバーン♪
スキー場トップまで来ると賽の河原はもうすぐです
今日はこのロケーションのために来たようなものです
予報通り稜線の風は強そうです
白く凍てついた赤岳頂上山荘と赤岳天望荘もハッキリとみえます
こちらは権現岳。しばらく登っていないなー
美し森展望台から望む富士山
夕方前のひととき。こんな贅沢な時間に感謝!^^
静かな北八ヶ岳・八柱山でプチラッセル〜♪
登山日和の土曜日、目指すは北八ヶ岳・八柱山。こんな天気の良い日はほとんどの方が高みを目指して眺望を満喫すると思いますが、敢えて樹林帯のマイナースノーハイクを満喫してまいりました。
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に降り立った方は全員といっていいくらい北横岳へ向かうなか、アイゼンもスノーシューも全く不要な登山道を雨池へ向けスタート。午前中早い時間帯は霧氷がキラキラと輝いて雪山らしさを演出してくれましたが、雨池峠から東側は霧氷もほとんどなくやはり雪の少なさを感じさせます。
ここまでで3名くらいしか出会っていないので、この先八柱山方面は間違いなくノートレース。陽射したっぷりの雨池でこれからのラッセルのためにエネルギー補給します。グリーンシーズンなら雨池から30分もあれば山頂に立てるマイナーな山ですが、さてどのくらいかかるでしょうか・・・GPSで見当をつけて樹林帯へ入ります。
雪の深さは深いところで膝下程度と大したことはないのですがその深さ故に下の笹薮がスノーシューにひっかかったりして少々難儀します。オンザ登山道なら薮も気にならないのですが雪山ではそうもいかず、また雪質も降雪が少ないためどちらかというと固め重めな感じです。テープやマーキングもところどころあるのとGPS頼りでほとんど夏道を外さずプチラッセルで進みます。
地形図では尾根にのった辺りで左方向へやや下降して進みますが東斜面に近くなったためなのか風が吹き抜け少しだけ寒さを感じます。地形通り八柱山手前の鞍部まで来た時点で帰りのロープウェイの時間から逆算しここを本日のゴールとします。標高差30mくらいの登りを残すだけですが時間に余裕がなくなるとロクなことがないので(笑)
帰りは自分たちのトレースを戻るので楽なのですがそれでもまだ沈みます。当然往路に比べてあっけないくらい速く雨池に到着。時間に余裕もあったのでコーヒーを入れて少しだけのんびりします。結局のところ山頂手前でタイムアウトでしたがそれはそれで十分楽しむことができました。ですが、もっと効率良く歩けないとダメですね^^;
雨池峠へ登る途中振り返ると浅間山の噴煙が朝のときより少しだけ多く上がっていました。最終ひとつ前のロープウェイに乗車し下山し山麓のレストハウスでしばしの休憩。その後いつものようにお風呂に買物、食事と山麓を彷徨いて帰りました♪^^
まさに八ヶ岳ブルー♪
今年はまだモンスターにお目にかかっていません
こんな写真ばかり撮っていると先に進みませんね
このあと雨池峠を経由してサクッと雨池に向かいます
雨池ダ〜ッシュ♪
さて、八柱山へ向かいますか
トップを交代しながら八柱山へ
八柱山手前の鞍部にてタイムアウト。おつかれさまでした〜
雨池でしばしコーヒーブレイク
浅間山も雪が少なめですね
時間は短かったですが充実のスノーハイクとなりました♪
2017年初登りは桜平から根石岳へ♪
新年第一弾は連休初日の好天を狙って八ヶ岳へ。最初天狗岳へ行くつもりだったのですが、なんと朝寝坊をしてしまったので根石岳へ変更。それでも10時スタートでも登ることができたのは、この時期にはありえない少雪で桜平まで車(4WDスタッドレス)で入ることができたからでした。
登山道は夏沢鉱泉から上はよく踏まれた圧雪路で歩きやすく、箕冠山まではチェーンアイゼンでOK。ノーアイゼンでも問題ないくらいです。登山道で土が露出することはありませんせんが相当雪が少ない状態です。
根石のコルはいつも通り強い風が吹き抜けていましたが、歩けないほどではありません。それでも根石岳へのわずかな登りでは正面から吹き降ろす風で上体を起こすことができないくらいの風は吹いています。
山頂でいつもの眺めを確認した後は箕冠山へ戻って一息つき、他の登山客と談笑。その後は午後の日差しが差し込む樹林帯を下山します。途中オーレン小屋軒下でも少しだけ休憩して穏やかな日差しに癒されました。
夏沢鉱泉前ではこの日の宿泊客の方々で賑わっており連休らしさを感じます。その後駐車場に戻りいつものように温泉につかり麓をウロウロし、連休後半の降雪に期待しながら帰途につきました。
おそらく今は出番の少ない鉱泉の雪上車たち
桜平P2は2段の駐車場になっています。今までの路肩は全てロープが張られていました
遅いスタートだったので鉱泉までの登りですでに陽があたります
夏沢鉱泉氷瀑♪
鉱泉前からいつもの眺め
よく締まった雪がキュッキュッと音をたててくれます
硫黄岳が見えてくるとまもなくオーレン小屋です
仮設トイレの立派な看板ができていました
行きも帰りもオーレン小屋の玄関軒下の陽だまりで休憩。昼寝できそうなくらい気持ちよかったです
多い時だと正面の看板はほぼ埋まっています。これからの降雪に期待ですね
写真だとのどかな感じなんですけど・・・それにしても雪が少ない
根石のコルは山荘前あたりが一番強く吹き抜ける感じがします。足元はガッチガチです
正面からの風で前傾になってしまいます。
そして根石岳山頂からの眺めです♪
風が強いので長居は無用。さっさと箕冠山へ戻ります
P2まではゲートから数百メートル下らないといけません。ちなみにP3はゲート上部になります。桜平もこの連休後半の降雪で一般車両の進入は不可になっていくと思います
2016年最後の山は焼岳で♪
2017年最初のブログアップは年末の焼岳。一昨年の2月に撤退しているのですが今回も山頂までは届きませんでした。それでもトレースの無い斜面を自身の判断でトレースを刻んでいくのは緊張しつつもワクワクする2016年の締めにふさわしい最高の登山となりました♪
早朝、釜トンネルゲートの詰所で登山届を提出した際に遭対協(山岳救助隊)の方にコンディションを確認すると前日午後から30cmくらいの積雪で昼ごろから晴れる予報ではあるが風はまだ残っているとのこと。厳しいと思ったら戻りますからと伝えてその場を後にしました。下山後宿泊する中の湯温泉に到着後も支度しながら少し待機した後、下山に問題ない時間でスタートします。この時点で先発は2名のみなのでそれほど踏まれているわけではありませんが積雪量が多くないので踏み抜くことはありません。その代りに積もった雪の下が凍っているので傾斜がある所は少々歩きづらいです。
中間地点の「広場」までは樹林帯を登っていきますが正直この樹林帯は苦手です。途中広場でテン泊していた数名のパーティが下山してきたので南峰までのトレースもあるなと勝手に期待していたのですが後にこの日は上に登っていないことが判明します。
広場に着くとテン泊の跡があったのでそこで尾根へ取り付く支度をします。霞沢岳など松本側は晴れているのですが焼岳のある飛騨側は雲に覆われています。それでも思ったより風も強い感じではなかったのでスタートします。この時点で先発2名のトレースはあったのですがここからは吹き溜まりも多くなり膝近くのラッセルになります。その後すぐ先発2名と入れ替わることになり楽しいトップをとらせていただくことになります(笑)
時折立ち止まりルートを考えながら進むのはとても勉強になります。積もった新雪の下はもちろん固く、そうでない場所はクラストしていましたが心地よくアイゼンの爪が効いてくれます。写真では急な感じに見えませんが案外斜度があるのでトラバース気味に詰めていくのですが時折雲が切れると稜線の向こうに青空が見え隠れしてテンションが上がります^^
稜線で風にさらされるのが嫌だったのでトラバースしながら南峰直下の地点にたどり着くとそれなりに強い風が吹き抜けますが凄いというほどではありません。ただどうにも南峰への斜面の視界が悪くルート(上の写真の左側から登る)が見極めづらいのでここで断念します。結果的に下山途中も雲がとれることはなくむしろ厚くなっていたので自分のスキルではここまでで正解でした。強風はもちろん好ましくはありませんが視界が悪いことでは過去にミスしたことがあるので怖さを感じます。
下山時に見た自分の規則的なジグザグなトレースを見るといろいろと考えるものがありました。トレースから外れないように傾斜が緩めなルートをとりながら降ります。
途中雲の切れ間から見る山々がとても神々しく、つい見とれてしまいます♪
広場まで戻り行動食のパンとシャリシャリコーラで一息入れます(笑)
ピークに届かなかったものの自分のレベルでは十分な満足感もあったのでとっても楽しい休憩タイムでした^^
あとは苦手な樹林帯を下山するのみです(笑)
下山時には日差しも多くなり気温も上がり雲もずいぶんとれてきました。
夕方には宿からの穂高も綺麗に見ることができました。この時間帯は焼岳も雲がとれていたのかもしれません。ただ翌朝(31日)には穂高も雲で見えなくなっていましたが・・・。
今回はコンディションも万全だったのですが簡単には登らせてもらえませんでした。あとから考えるとあのルートではなくもう少し手前からがよかったかな~?とか、いろいろ考えさせられることがたくさんありました。もっともっと学習しないとダメですね~^^;
翌日は宿を出た後、松本をちょっぴりぶらぶらして久しぶりに「いつもの~♪」で癒しタイム(笑)
帰宅後のおやつも購入して大満足の登り納めとなりました♪
みなさま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!^^