2016年最後の山は焼岳で♪

2017年最初のブログアップは年末の焼岳。一昨年の2月に撤退しているのですが今回も山頂までは届きませんでした。それでもトレースの無い斜面を自身の判断でトレースを刻んでいくのは緊張しつつもワクワクする2016年の締めにふさわしい最高の登山となりました♪
早朝、釜トンネルゲートの詰所で登山届を提出した際に遭対協(山岳救助隊)の方にコンディションを確認すると前日午後から30cmくらいの積雪で昼ごろから晴れる予報ではあるが風はまだ残っているとのこと。厳しいと思ったら戻りますからと伝えてその場を後にしました。下山後宿泊する中の湯温泉に到着後も支度しながら少し待機した後、下山に問題ない時間でスタートします。この時点で先発は2名のみなのでそれほど踏まれているわけではありませんが積雪量が多くないので踏み抜くことはありません。その代りに積もった雪の下が凍っているので傾斜がある所は少々歩きづらいです。


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中間地点の「広場」までは樹林帯を登っていきますが正直この樹林帯は苦手です。途中広場でテン泊していた数名のパーティが下山してきたので南峰までのトレースもあるなと勝手に期待していたのですが後にこの日は上に登っていないことが判明します。
 

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広場に着くとテン泊の跡があったのでそこで尾根へ取り付く支度をします。霞沢岳など松本側は晴れているのですが焼岳のある飛騨側は雲に覆われています。それでも思ったより風も強い感じではなかったのでスタートします。この時点で先発2名のトレースはあったのですがここからは吹き溜まりも多くなり膝近くのラッセルになります。その後すぐ先発2名と入れ替わることになり楽しいトップをとらせていただくことになります(笑)

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時折立ち止まりルートを考えながら進むのはとても勉強になります。積もった新雪の下はもちろん固く、そうでない場所はクラストしていましたが心地よくアイゼンの爪が効いてくれます。写真では急な感じに見えませんが案外斜度があるのでトラバース気味に詰めていくのですが時折雲が切れると稜線の向こうに青空が見え隠れしてテンションが上がります^^

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稜線で風にさらされるのが嫌だったのでトラバースしながら南峰直下の地点にたどり着くとそれなりに強い風が吹き抜けますが凄いというほどではありません。ただどうにも南峰への斜面の視界が悪くルート(上の写真の左側から登る)が見極めづらいのでここで断念します。結果的に下山途中も雲がとれることはなくむしろ厚くなっていたので自分のスキルではここまでで正解でした。強風はもちろん好ましくはありませんが視界が悪いことでは過去にミスしたことがあるので怖さを感じます。

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下山時に見た自分の規則的なジグザグなトレースを見るといろいろと考えるものがありました。トレースから外れないように傾斜が緩めなルートをとりながら降ります。

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途中雲の切れ間から見る山々がとても神々しく、つい見とれてしまいます♪

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広場まで戻り行動食のパンとシャリシャリコーラで一息入れます(笑)
ピークに届かなかったものの自分のレベルでは十分な満足感もあったのでとっても楽しい休憩タイムでした^^
 

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あとは苦手な樹林帯を下山するのみです(笑)

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下山時には日差しも多くなり気温も上がり雲もずいぶんとれてきました。
夕方には宿からの穂高も綺麗に見ることができました。この時間帯は焼岳も雲がとれていたのかもしれません。ただ翌朝(31日)には穂高も雲で見えなくなっていましたが・・・。

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今回はコンディションも万全だったのですが簡単には登らせてもらえませんでした。あとから考えるとあのルートではなくもう少し手前からがよかったかな~?とか、いろいろ考えさせられることがたくさんありました。もっともっと学習しないとダメですね~^^;

翌日は宿を出た後、松本をちょっぴりぶらぶらして久しぶりに「いつもの~♪」で癒しタイム(笑)
帰宅後のおやつも購入して大満足の登り納めとなりました♪

みなさま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!^^

 

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