癒しの尾瀬沼
山を再開してから八ヶ岳を南下しつつあったのですが、上に行くというより木や草花の香りを感じ、鳥の声を聞いて自然を感じたい衝動にかられ、今年は早くも水芭蕉が終わりを迎えたという尾瀬沼へ行ってまいりました♪
いつものように土曜の夜に出発し高速のSAで車中泊したのですが、暴走族に安眠を妨害されてしまったおかげで翌朝1時間の寝坊となりました。でも大丈夫、尾瀬沼に行く登山口・大清水は一ノ瀬までの林道3km区間で低公害車の営業運行を始めており、通常コースタイム1:10のところを15分(片道700円)で運んでくれるのです。「文明の利器」ありがたや〜(笑)
というわけで、林道ダラダラ歩きを割愛して沢沿いの登山道から入山。ここから三平峠までは登りでそのあとは尾瀬沼へと下っていくのですが、そこはさすが尾瀬でして木道や階段の設置がかなりの割合で施されています。階段も段差を少なくしたものがほとんどなので、登りも下りもラクに歩くことができます。このルートで三平峠から尾瀬沼までの間は積雪期は直登ルートなのですが、グリーンシーズンは整備された木道階段をぐるりと歩くことになります。
尾瀬沼山荘が見えてくると、のんびりと朝の支度をする人や休憩の人が朝の尾瀬沼畔の空気を楽しんでいました。残雪期に登った燧ヶ岳を眺めながら一息入れたあとは、完全歩道(木道)を得意な花の写真を撮りながら進みます。このあたりで樹木で日陰になってるところや木道の陰で、残りわずかな水芭蕉を見ることができました。カッコウの声も遠くで響き渡っていました。
長蔵小屋を過ぎ尾瀬沼ビジターセンターに着くと、さらにたくさんの人で賑わっていました。その先の大江湿原入口付近まで行き、風景を楽しんだ後はビジターセンターや長蔵小屋の休憩所でのんびりすることにします。ビジターセンターの中へ入ると「水芭蕉を折り紙で作ろうコーナー」があって、奥さんがハマります。その間ボクは花の展示パネルなどで花の勉強をしていました(笑)
その後、長蔵小屋の休憩所でわが家定番のお稲荷さんと、けんちん汁やぜんざいでの〜んびりとくつろぎます。残雪期にはこの休憩所も閉鎖してるので、ここでのんびりするのも目的のひとつでした。
この日は早めに帰宅するつもりでしたので沼は一周せずに、途中尾瀬沼山荘で花豆ジェラートのソフトクリームをいただいてボチボチと下山します。来た道を戻るのですが、まだお昼前のため尾瀬沼へ向かうたくさんの方々と行き交いました。さすがに帰りは「文明の利器」のお世話にならずに林道をちゃんと歩いて帰り大清水登山口に到着。この後途中の日帰り温泉で汗を流し、特に目立った渋滞も無く帰宅できました。
今週も楽しく自然の中を歩けたことに感謝です♪^^
朝お世話になった営業運行している低公害車。今日はこの一ノ瀬休憩所からスタートです。
朝の沢沿いはひんやり心地よい風が吹き抜けていました。
三平峠を越えていき尾瀬沼山荘へ到着。
鏡のようにとまではいきませんでしたが、逆さ燧が出迎えてくれました。あとは完璧なまでの木道を歩くだけです♪
このあたりでカッコウの声が響き渡っていました。
こちらが長蔵小屋裏手にある無料休憩所。いい雰囲気です。
少しだけ濃い味のけんちん汁は汗をかいたカラダに染み入ります。ぜんざいは大きめのあずきの食感がいい感じでした。
尾瀬沼ビジターセンター内の折り紙コーナー。そして奥さん作の完成品がコチラ(笑)
大江湿原。今日はここで折り返します。
癒しのワタスゲ。(これは知ってる^^)
花豆ジェラートで作られたソフトクリーム。お豆の風味が美味しいです。
北八ツ南下中♪ そして黒百合平で・・・
前回のリスタートに引き続いてのリハビリ的山行第二弾も北八ヶ岳です♪
スタートは先週の麦草峠のおとなり「白駒池駐車場」です。実は下山時にわかったことなのですが、この日は「苔の森開き」というイベントが行われていたようで白駒池の周りにはたくさんの観察グループがいらっしゃいました。
当ブログでも何度か話しておりますが、わが家のスタイルとして小屋泊以外はほぼ前日に予定が決まります(近場だと当日朝もありえます)。今回は土曜の夜9時頃家を出て白駒池駐車場で車中泊をし、高見石-中山-にゅう-白駒池と周回する予定でいたのですが某情報網により、このコミュニティ内の山友が黒百合でテン泊していることが判明。中山から黒百合までは約30分、うまくいけば会えるかもと思いあくまで勝手な予想で時間を読み、朝5時スタートとしました。(ちろん会えなければそれはそれでいいつもりで)考えてみると朝5時スタートの山行もずいぶん久しぶりな気がします。
少し冷え込んだ朝の冷たい空気の中まずは高見石へ向かいます。最近は通過するだけで高見石から見下ろす白駒池も見ていないな~と思い岩の上に登るといいカンジの眺望が出迎えてくれました。岩を降り小屋の女性スタッフの方と少しお話をして中山へと向かいます。中山までのルートは距離は短いもののわが家では不人気の場所。案の定後半は飽きたのを紛らわすために「しりとり合戦」で歩きます(いい年こいて)。中山展望台でも雲一つない好天で北、中央、南アルプスや御嶽山、そして間近に北横や蓼科山、そして天狗が見えていました。ここからは黒百合平まで少し下るだけですが樹林の切れ間から両天狗と硫黄岳の爆裂火口がさらに間近に見られます。
テン場が見えてくると目当ての別荘を発見~(笑) 不在だったので黒百合ヒュッテで久しぶりにコーヒーとカップケーキをいただきながら待つことにしたのですが、まるで恋人を待つような気分でした(笑) のんびりと美味しいカップケーキを食べ終わった頃にテントに戻られたのが見えたので小屋を出てテントに向かいご対面~♪ 話が弾み楽しいひと時を過ごさせていただき、またの再会を楽しみにテン場を後にしました♪
来た道を少し戻り、今度はにゅうへ向かいます。陽が差し込み、時折風の吹き抜ける樹林帯を進んで行くと切れ間からにゅうの岩峰が見えてきます。ここから天狗を眺めながらひと休みしたら、あとは白駒池に下るだけです。お昼近くなってきたこともあり、ここからはたくさんの方々と行き交いながらの下山です。白駒池の周りでも苔の観察会やハイキングでお弁当を広げている人たちで賑わっていました。
この日も前半はほとんど人に会わない静かな山行でしたが、北八ヶ岳に足が向いてしまうのはそんなことが理由なのもしれません^^
そして素晴らしい山友との出会いは最高の思い出となりました。
(本日の帰りはNO!デザートでの帰宅となりました(笑))
昨夜は冷え込んだようで少し霜もおりていました。冷えた空気がとても気持ちいいです。
何となく予感がして久しぶりに高見石に登ってみたらこの光景。写真を撮ってしばし眺めを楽しみました。
お決まりの構図ですが空気も澄んでいて、いい眺めです。
中山までの登り、わずかに残雪がありました。ここが「しりとりロード」です(笑)
中山展望台。日中だと人で賑わったりするのですが貸し切り状態でした。北横岳から蓼科山、北アルプスまでくっきり〜♪
こんなにしっかり撮ったのは初めて(笑)ここが中山山頂。
進んで行くとチラチラと天狗が顔をのぞかせます。
稲子岳西端の砂礫地が間近に見えます。こうやってみると結構急斜面です。
黒百合のテン場到着〜♪
黒百合ヒュッテのカップケーキで山友を待ちます♪(ワクワク)
そして程なくご対面〜♪ 短い時間でしたが話が弾み、写真を撮ったりと、楽しい時間を過ごさせていただきました。そしてまたの再会を楽しみにテン場を後にしました。
来た道を少し戻り、今度はにゅうへ向かいます。恐らくわが家が八ヶ岳の中で1、2を争うくらい訪れている場所です(笑)
時折樹林の切れ間から天狗や硫黄が綺麗に見えていました。
にゅうの岩峰が見えてきました。そしてここがウチの奥さんの定位置です(笑)
ひと休みした後は白駒池へ向けて下山。ここからはお昼近いこともあり、たくさんの方々と行き交いました。
まもなく梅雨にはいるとこの森も潤い、輝きを増すことでしょう。
白駒池の周りではお弁当を広げる人や苔の観察会などで賑わっていました。
リスタートはやっぱり八ヶ岳
以前のはてなからこのブログに移行してから初めての「八ヶ岳」です♪
八ヶ岳の最後(登山そのものでもある)が昨年11月の北横&三ツ岳でしたので約半年、その間も1000m以上の山は登っていませんので山行自体も半年振りの感じです。今回もリスタートということで距離も標高差も少ない山行ですが、わが家定番のスタイルである前夜に出発し車中で仮眠、翌日に帰宅するパターンを当たり前に行えるのか? ある意味リハビリです(笑)
朝、ほんの少し寝坊しスタートが遅くなりましたが、元々長いコースではないので問題ナシ(笑) 最高のお天気で気温は少し高めながらも風のおかげで爽やかな山歩きとなり、場所的にも地味目なためか山行中お会いした方は5名だけという何とも静かな北八ツ山歩きを楽しむことができました^^
(お決まりの写真が多くてスミマセ〜ン)
麦草ヒュッテ向かい側の茶水の池。周りの緑もこの標高ではまだ雪解け後といった感じの「色」ですね。
中木場。正面に茶臼山、振り返ると天狗岳の頭が見えます(あ、写真ありません)。ここからは距離は短いですが茶臼山にひたすらまっすぐ登ります。
山頂は眺望がないので樹林を抜け展望台へと向かいます。この場所、北八ツの中でも結構好きな場所かも。
この高さから見る風景は久しぶりです♪
展望台には誰もいなかったので写真撮ったりしながらのんびり〜♪
一旦下り、登り返して縞枯山展望台へ。振り返ると先ほどの茶臼山が見えます。縞枯山山頂も特に何もないのでここが本日の折り返し点。
コルまで戻り、そこから五辻へと下りますが、このルートは降雪直後のわが家のラッセル道場です(笑)
人のいない静かな登山道は北八ヶ岳のいちばんの良さかな^^
「こけももの庭」はちょっとプチ別世界な雰囲気。本日唯一の花「コイワカガミ」が少しだけ咲いていました。
下山後はいつもの日帰り温泉へ。そのあと八ヶ岳リゾートアウトレットでごくフツーなケーキセットをいただきました♪
新緑に誘われて天園ハイク
今年に入ってから月イチかそれ以上のペースで鎌倉をうろついております。ハイキング以外の目的もあったりするのですが、時間がある限り緑の中は歩くようにします。それも暑くなるまでの間ですが・・・^^;
この日は鎌倉といえばココ!的な天園ハイキングコースです。ここが「庭」の知り合いもいるので下手なことは言えませんが(笑)一般的なコースを辿れば距離は一番長く、とにかく人気のコースです。途中ゴルフ場脇を通過したりと人工物も多々ありますが、そこは街中の地形を活かしたハイキングコースということで仕方のないところでしょう。
鎌倉市役所に車を停め街中を散策しハイキングコースを歩き、途中のカフェでランチをしてからもうひと歩きして、最後にいつものをいただいて帰るというプチ贅沢な週末でございました^^
ハイキングコースの入口はこんな感じの怪しいところ。ちゃんとした道標がなかったら、ためらう人も多いと思います。ここ瑞泉寺から建長寺を目指します。
目映い新緑の中、涼しい風が吹き抜けます。小さな切り通しなど変化に富んだコースです。
この辺りは横浜市と鎌倉市の市境にあたります。というわけで横浜市内最高地点です(笑) 開けたところからはみなとみらい地区のランドマークタワーなども見えます。
ここが天園休憩所。たくさんの方々で賑わっていました。おでんやタケノコ料理が有名です♪
天園から少し行ったところでゴルフ場が隣接していて、目前の岩上が鎌倉市最高峰の大平山です。ジャ〜ン!♪
その後も小さなアップダウンを繰りかえしながら新緑の中を進みます。写真にはひとりも写っていませんが、かなりたくさんの方々と行き交いました♪
そして行き着いた場所が建長寺上部の「勝上けん展望台」。眼下には建長寺、その向こうには別のハイキングコースの山並みと鎌倉の海(由比ケ浜・稲村ケ崎)が広がります。残念ながら空気が霞んでいたので富士山は見られませんでした。
建長寺の鎮守とされている半憎坊大権現の天狗たち。ここから下に降りて天園ハイキングコースは終わりますが、降りずに明月院やさらには六国見山へと歩を進めることもできます。
で〜、今日のランチはこちら2回目となります「燕カフェ」鎌倉によくある古民家カフェです。カラダにやさしい素材を使った料理を出してくれるカフェです。写真はありませんが、奥さんは湘南のしらすを使った和風ピザをいただきました♪
食事のあとはいつもクレープをいただこうと思い、そのままでは食べ過ぎなので以前このブログでも紹介した祇園山ハイキングコースを歩くことにします^^
再び新緑の中を歩き祇園山展望台に到着♪ さっきとは別の角度から由比ヶ浜を望みます。
そして八雲神社境内に降りてハイキングは終了〜♪
このあとはクレープ屋さんへ〜〜〜(笑)
秀峰「霊山」
福島市出身ではないのですが、近年は墓参のため毎年福島市を訪れます。ですが福島の山々を一度も登ったことがないので(昔は知人が裏磐梯にいたのでスキーにはきていましたが)今回こそはと思っていたのですが、各地と同様に安達太良山や吾妻山なども強めの風が吹きまくっている模様・・・昨年末からの冬の間、山に登っていない身としては「きつそうだな〜」と思いあっさり予定変更♪ ちょっと気になっていた低山ハイクに切替え歩いてまいりました!^^
何やら新日本百名山にもなっているという福島県伊達市の秀峰は
『国の史跡名勝及び、県立自然公園に指定されている霊山(りょうぜん)は、平安初期(859 年)、慈覚大師により開山され、以来480 年余南奥文化の中心として栄えた。南北朝期には、南朝の忠臣北畠顕家が義良親王(後の後村上天皇)を奉じて陸奥の国府を開いたことは史上有名なところである。しかし、1347 年北朝との激しい戦いの末、落城。以来、六百数十年を経た今日、霊山城跡及び霊山寺跡は学術的な調査の手も加えられないまま深く埋もれたままになっている。』(パンフレットより抜粋)
ということらしいです。
今回歩いたルートだと標高差300mくらいで約5kmちょっと、ほとんどが遊歩道レベルに整備されているコースなのですが、妙に楽しく歩けるコースで景観も良く安達太良連峰から吾妻連峰、東には太平洋も望めるという、まさに秀峰といえる岩峰群でした。紅葉も綺麗らしくシーズンにもなれば観光バスが乗り付けて紅葉目当ての人たちで賑わうそうです。
登山口案内板下にはステンレス製ボックスが設置され、コース図パンフレットと入山者の記入用ノートが備え付けられています。ノートの記載を見るとほとんどの方が下山報告もキチンとされているのが印象的でした。
今回のコースで最初のポイント「宝寿台」へは短いはしごがかけられています。(下部は垂直)
宝寿台からの眺望。遠くには安達太良連峰や吾妻連峰を見ることができます♪
次のポイントは見たまんまの「見下ろし岩」でした(笑)
看板の文字が読めますでしょうか? ここがある意味核心部なのでしょう。「護摩壇」への入口になります。
でもって〜、トンネルとかもあってこんな感じです♪
一番突き出たあたりからの眺めですが基本的に同じ安達太良方面になります。この辺りは正面や下からの吹き上げる風が強かったです。
このあと広々した霊山城跡(公衆トイレも設置)を経由して最高地点を目指します(笑)
ここが最高峰からの眺め♪
写真ではわかりづらいですが遠くには太平洋が広がっています。
最高地点から少し歩いたところに三角点がありました。普段三角点など撮ったこともないのですが、妙に魅かれて思わずパチリ♪
これは奥さんが撮ってくれたお花たち♪
麓にあった「りょうぜん漬け」の店舗にてお茶のサービス付きで試食♪
もちろんお買い上げしました(笑)
いつもの(ちょっと拝借しました^^)はコレ!
今回初めて市内のビジネスホテル泊だったのですが、夕食時のドルチェでございます♪(笑)
秋にも再訪するのですが霊山に行くか、安達太良連峰のいずれかに行くか、迷いどころだな・・・(笑)
京都一周トレイル
「京都一周トレイル」もちろん歩いたのではなく道標を見ただけです(笑)
山レポでも何でもないのですが、去る16日に京都に行った際に見かけた道標です。「京都一周トレイル」名前だけは知っていたのですが実際に道標などを見てしまうとついつい見入ってしまいます。何組かはハイカー風な方々やトレランの方を見かけました。そもそも関西の山には全く馴染みが無いのが、このスペースで関西の方々とお話しできるようになってから何となく気にするようになったので、新幹線の車窓から見える山を見て「あの山は何だろう?」とか思ったりしちゃいました♪
少し前に当ブログに載せた「鎌倉馬蹄形」それのデカいバージョンのような感じなのかな・・・(笑)
G.W. みなさん山の予定があることと思います。好天を期待して安全に楽しみましょう^^