後立山南部での貴重な経験
今回の夏の山行は2泊で後立山南部周回のプランだったのですがパートナーの負傷により残念ながら途中下山を余儀なくされました。
日頃より計画は十分に検討し装備も万全を期して行動中も安全登山を心がけていたつもりでしたが、おそらくどこかに気の緩みや油断があったのだと思います。
決して軽症とは言えないケガでしたが歩くことは可能なので二日目朝に常駐隊の方に同行をお願いして下山。登山口に待機していただいていた救急車で搬送していただき手術入院となりました。幸いにも運動機能に損傷は無かったので現在は快方に向かっております。
今回ケガをしてしまったことは自分たちのミスなので悔いても仕方のないことですが、そのことでたくさんの方々にご迷惑をお掛けしてしまったことを深く反省しております。新越山荘・種池山荘のスタッフの方々、大町警察署や遭対協、そして同行してくださった常駐パトロール隊のOさんとSさんには大変お世話になり心より感謝しており ます。そして皆さんが「ケガが治ったらまた来てくださいね」とかけてくれた言葉に本当に救われました。また、夜間小雨のなか新越山荘から種池山荘まで移動する際に食 べたおにぎりの温かさは忘れることはないでしょう。
気をつけて歩いているつもりでも注意力が散漫になっていたり、慣れからくる油断がとても怖いものだとあらためて思い知らされた今回の事故はある意味とても貴重な経験です。このことを肝に命じてこれからも登山を続けていきたいと思います。
次回は必ず食べたい種池山荘のピザ♪
新越山荘
下山の朝、種池山荘喫茶室の窓から針ノ木岳方面を望みます
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