奥秩父主脈・水源の山を歩く♪
瑞牆山から雲取山へと続く奥秩父主脈。印象としては地味なイメージもありますがなかなか奥深い山域です。その中の一座で手軽に行ける多摩川の源頭、笠取山へ行ってまいりました。
朝7時過ぎに登山口の作場平へ到着すると駐車スペースはまだまだ余裕たっぷり。もちろん下山時には車で埋め尽くされ、路肩まではみ出していましたが・・・。
東京都の水道水源林ということで水道局発行のパンフレットが登山口においてあったり、道標などもとても綺麗です。沢沿いの植林帯から自然林の登山道へと進んでいくと笠取小屋があります。小屋の前は開放的で明るいイメージ。テント場も併設されていてなかなか居心地は良さそうです。ベンチで小休止したあとは山頂へ。
歩き始めて間もなくのところに「小さな分水嶺」がお目見え。多摩川・荒川・富士川の分水嶺になっているようですが「富士川」というのがちょっと意外でした。笠取山直下は防火帯の登りになりますが、思いのほか最後はなかなかの急登でした。小屋前くらいから富士山は見え隠れしていたのですが、分水嶺から上は常に富士山が見えます。もちろん山頂から見る富士山も素晴らしく、山並みの向こうにシンボリックに鎮座していました。
山頂はそれほど広くないですがいくつかのグループが休憩されていて我々もしばしのんびりしました。ここからは短い区間ですが少々岩もあるやせ尾根だったのですが、ツツジやシャクナゲの花に囲まれた癒しのやせ尾根です。先を少し下ると分岐があり真っすぐは主脈縦走路となるので、Uターンするようにやせ尾根の下を巻いている道を戻ります。この途中には「水干」と呼ばれる多摩川の源頭といわれる場所がありました。巻き道をのんびり歩いて小屋に戻り小休止。この時にはテント場にもテントが増えてきていて、やはり人気の山だなあと思いました。
今回一座をピストンしただけですが「奥秩父主脈縦走」なかなか奥深いだろうなあと思いました。ボクは無理ですけどね・・・(笑)
登山口の案内板。右のケースの中に東京都水道局発行のパンフレットがありました。
橋もとてもキレイに整備されています。この辺りがテント泊用の水場になります
笠取小屋
奥の建物がバイオトイレですが水場が涸れ気味で少々故障しているようです
分水嶺から見る富士山
意外と高度感ありますね
大菩薩方面と富士山
雁坂峠を経て甲武信ヶ岳方面
山頂から先はこんな感じの尾根が続きます
ここで小屋方面へUターン
正面に見えるのが多摩川の源頭